地震が起こって円高か

東日本大震災が起こったとき、円高がひどかった。日本の経済が悪化すると予想すれば円の価値が下がりそうなものたが、上がったのは、相場が需給で動くからだ。

保険会社は相場のメジャープレーヤーだ。保険会社は国内外で資産運用をしているわけだが、災害が起これば保険金の支払いが必要となる。海外で運用している株式や債券を売却し、それを日本円に換金して保険金の支払いに備える。そのため、日本円が買われて円高になる。

このように考えるのは妥当だ。

この考え方が正当性を持つのなら、円を買うべきであって、為替トレーダーなら円買いのポジションを持つのは当然だろう。こうやって円の買いが膨らんでいく。

実際に保険会社が円を買ったのかどうかが問題なのではない。相場参加者が円高になると予想するから円高になるという特徴が相場にはある。そして、一度トレンドが発生すると、参加者の多くがトレンドに追随するから、トレンドが強くなる。これも相場の特徴だ。

できるだけ指値

ETFの中には出来高の小さいものもある。例えば、1391はスイスの株価指数に投資できるETFだが、とにかく板が薄い。買気配と売気配の幅が大きいから、成行で注文を入れると不利な価格で約定することがある。 とにかく指値で注文するほうが良いかと思っている。板を見てから注文しなきゃならな...