株価指標の必要性

現在の株価が割安なのか割高なのかを判断するために用いる指標を株価指標と呼ぶ。

企業Aの株価が1,000円で、企業Bの株価が500円だとしよう。どちらの株価が高いのか、こんな比較に意味がないことは誰にでもわかるだろう。比べられないと選ぶことはできなち訳で、それは困る。何らかの方法で比較する必要がある。

比較するときによく用いるのが、「1株あたり」だ。先程の企業Aの発行済株式数が、100万株で、純利益が8千万円だとする。1株当たりの利益は、
8千万円 ÷ 100万株 = 80円
となる。1株当たりに換算すると、120円の純利益があることになる。

同じように、企業Bの発行済株式数が500万株で、純利益が1億5千万円だとする。

1億5千万円 ÷ 500万株 = 30円

となる。同じ1株でも、企業Aのほうが稼いでいるわけだ。このようにして1株当たりに換算することで比較がしやすくなる。と言っても難しい話ではなくて、単に発行済株式数で割るだけで計算はできる。

この企業Aと企業Bのどちらが割安でどちらが割高なのかについては、次に回すとしよう。






できるだけ指値

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